ときどき起きる

だいたい寝ている

ZOZOを退職しました。

こんにちはpakioです。本エントリは退職エントリです。

TL;DR

2021年12月末をもって株式会社ZOZOを退職し、1月からは株式会社メルカリに入社します。US版メルカリの検索チームにてソフトウェアエンジニアとしてお世話になる予定です。
2019年4月に新卒として株式会社ZOZOテクノロジーズ入社したので、統合等ありつつも2年9ヶ月在籍したことになります。

なにをしていたのか

ZOZOでは一貫してZOZOTOWNの検索に関わる仕事をしており、検索システムのリプレイスやマイクロサービス化などに携わって来ました。また、このあたりの活動に付随して外部登壇なども行なっていました。
初属していた検索チームは入社時3人のみで、オンプレ上で動くVB.netを主戦場としており、JSONSQL文すら文字列結合で構築している状態で正直かなり驚きました。今では検索サーバサイド専任メンバーが9人 + 検索研究 + SREというかなり分厚い構成で、AWS/GCP上でJavaでジャバジャバできる環境がちょうど整いきり、これから美味しい所だらけの技術的にもかなりやりがいのある状態なのではと思っています。

業務外では、技術力の底上げや技術的プレゼンスの向上のための働きかけを行っていたりしました。
以前テックブログにも書いていますが、部単位でアウトプットをいかに行うか、といった勉強会を2年目から主催させてもらったり、チームで検索技術を学ぶための輪読会を主催したりといろいろやっていました。 techblog.zozo.com 今年の後半からは新卒・テックリード・本部長等々色々巻き込みつつ詳説データベースの輪読会も始めたところでしたが、完走前に退職することとなってしまい唯一の心残りとなっています。どなたか一緒に読みましょう。

その他にも新卒採用に携わるメンバー向けのガイドライン作成や育成などかなり幅広くチャレンジさせていただき、とてもありがたい環境でした。

なんで転職するのか

もともとお金と高パフォーマンスなものが好きでエンジニアになったのですが、それらはどちらも企業の規模に応じて高度化していくと昔から考えています。企業の規模を求めるとなると、必然的にマーケットが広くある必要があり、そうなるとグローバルに展開している、もしくはこれからその領域を伸ばして行くフェーズにある企業が良いのではと信じています。今回たまたま、まさにそういった状況とのご縁があり、次の道に進むこととなりました。
実はZOZOも自分が入社試験を受けていた時点ではグローバル事業を広げようとしていたフェーズでしたが、入社する頃にはなくなっていました。残念。

また、もう一つの理由に「一番の下手くそでいよう」を実現したくなったからというのもあります。
チームの技術力底上げのために勉強会などを主催したり、外部発信を一人でやり続けチームを引っ張っていくのもやりがいはありましたが、どこか心の隅でより優秀なエンジニアのいる環境に飛び込み自らを高めたいという思いを抱くようになり、今回はその思いを大事にすることにしました。いつまでもこんなことは言っていられないとは思いますが、20代ど真ん中、まだ許されるのではと信じています。

ZOZOはどうだったか?

正直ZOZOはめちゃくちゃいい会社だと今でも思っています。

まず、良くも悪くも既存メンバーより優秀な人が新卒・中途含め日々入社しており、常に刺激を受けている状態でした。またそのスピードに追いつけるよう組織改編も頻繁に発生していて、組織としても常に試行錯誤が行われています。特にチームの細分化が進みそれぞれのチームの専門性が高まる方向の変化が直近多く見られ、個人的には嬉しい限りでした。一方でその変化のスピードに追いつけていない部分があると感じたのもまた事実なので、このあたりが今後どうなっていくか楽しみです。

次に、アウトプットやインプットに対してめちゃくちゃ前向きです。
上述の通り勉強会への参加、開催が自由なことはもちろん、テックブログについても前向きで、資料はチーム内だけでなく専属のチームからレビューが受けられる体制も整っていたりと、登壇経験やテックブログ経験がない人への負担が少なくなるような仕組みが整っていました。
また、OSSガイドラインが制定、公開されていることから分かる通り業務中のOSS活動も必要に応じて認めらます。自ら公開したい場合でもOSSに慣れ親しんだエンジニアからのアドバイスを受けながら公開できるような制度もあります。

最後に、評価制度がストレートです。
これに関しては社内でも色々意見は聞きますが、成果主義に近いものになっていると自分は理解していました。業務に関することだけでなく、上述したようなOSS活動や社外での技術活動、社内勉強会などの周りを底上げする活動なども優劣なく評価されるのはかなりありがたかったです。またその評価は賞与ではなく昇給に直接反映されるのも潔くて好きです。報酬もかなりいい方だと思います。
このあたりの制度は常に変わり続けているため、気になる方はカジュアル面談などで詳細ご確認ください。


さいごに

新卒で何もわからないところから、ZOZOTOWNの検索完全に理解した状態まで育てていただいた上司、先輩、周りのチームの方々や関わってくれた優秀な後輩、入社時から変わらず仲良くしてくれる同期など皆様に心から感謝しています。
すごく直近の出来事にはなりますが、社員向けの問いかけで会社のいいところは?と聞いて9割以上が「いい人が多い」と返す会社は他にはないのではと思っています。
今後も業界、領域ともに大きくは変わらないので情報交換等々引き続きよろしくおねがいします!本当にお世話になりました!

また、自分が所属していた検索基盤チームは一緒に働く仲間を引き続き募集しています。ご興味ある方はお声掛けいただければ喜んでお繋ぎします! hrmos.co

お約束のやつです。

https://www.amazon.jp/hz/wishlist/ls/XE1B6095YPXK?ref_=wl_share